お知らせ
お知らせ
だ液採取でのPCRをご希望の患者様・受診者様へ
だ液採取によるPCRが保険適応となり、半年が経過しました。
当院でも、鼻咽腔ぬぐい液採取とだ液採取によるPCRを並行して行っております。
厚生労働省のデータのように、同一患者で鼻咽腔ぬぐい液採取とだ液採取PCRを行って比較したものではなく、(痛みを避けたい、などの)ご本人の希望に応じてご本人が選択されたものです。このため、厚生労働省のデータのように、感度や陽性率について、単純比較するべきではございませんが、12月の陽性率で、あまりにも差が大きかったため、だ液採取の条件に問題がある可能性があり、データの公表に踏み切りました。
12月の合計
鼻咽腔ぬぐい液採取PCR
総件数:541件 (自費を含んでいます。)
陽性件数:75件
(陽性率=13.9%)
だ液採取PCR
総件数:180件 (自費を含んでいます。)
陽性者数:6件
(陽性率=3.3%)
鼻咽腔ぬぐい液採取+だ液採取PCR
総件数:721件 (自費を含んでいます。)
陽性者数:81件
(陽性率=11.2%)
参考データ
当院の5~12月の合計
鼻咽腔ぬぐい液採取PCR
総件数:2430件 (自費を含んでいます。)
陽性件数:251件
(陽性率=10.3%)
だ液採取PCR
総件数:474件 (自費を含んでいます。)
陽性者数:24件
(陽性率=5.1%)
鼻咽腔ぬぐい液採取+だ液採取PCR
総件数:2904件 (自費を含んでいます。)
陽性者数:275件
(陽性率=9.5%)
(参考:目黒区での新型コロナウイルス感染症の発生状況(目黒区役所ホームページ)
https://www.city.meguro.tokyo.jp/kurashi/hoken_eisei/shinryo/yobo/COVID19meguro.html)
目黒区のホームページに、目黒区のPCRセンター、医療施設でのPCRの検査結果が公表されておりますが、当院のPCR検査について、鼻咽腔ぬぐい液採取とだ液採取のPCRの件数、陽性者数をまとめました。
ただし、目黒区のホームページでの公表は、あくまでも保険適応となっているPCRのみ(有症状者、濃厚接触者、アプリ通知者)の統計のようです。当院のデータは、ほとんど陽性者が出てこない、海外渡航や帰省での非検出確認目的の自費PCRを含んでおります。12月は、鼻咽腔ぬぐい液採取PCR、だ液採取PCRともに、帰省のためにPCRで検出されないことを確認しておきたいという自費PCRが多く含まれており、保険適応(有症状者、濃厚接触者、アプリ通知者)のみでの統計をとった場合には、陽性率はかなり高くなると思われます。
データの公表が必要と判断しましたのは、飲食やうがいについての事前説明が浸透していないため、陽性率が低下してしまっている恐れを感じたためです。
だ液採取にあたりまして、ホームページやクリニック受付にて、可能であれば検査前の1時間程度は飲食やうがいを控えていただくようにお伝えさせていただいております。しかしながら、採取していただいただ液に、グレープ色やグリーン色などの合成着色料と思われる色がついていることがございますため、うっかりと飲食した直後にだ液採取されていることで偽陰性(本当は感染しているけれど、検査ではひっかからなかった)となってしまい、陽性率が低下してしまっている恐れを感じたためです。
目黒区役所の公表データをみましても、当院のように、症状のない自費PCRの件数が含まれていないPCRセンターは、当院の鼻咽腔ぬぐい液採取PCRと同等(12月は当院よりも陽性率がやや高い)ですが、目黒区の医療機関全体では、数%ほど陽性率が下がっています。この陽性率の差は、だ液採取PCRの影響が疑われますが、PCRで「検出せず」であっとしましても、「100%感染していない」ということではございませんので、「検出せず」であった患者様方も、くれぐれも感染対策を徹底するように心がけてくださいますよう、よろしくお願いいたします。
同様に、格安で受けられる検査施設、あるいは、郵送タイプのPCRを受けられる際に、直前に飲食やうがいをしていたにもかかわらず、検査を受けておられる方がおられる可能性を懸念しております。
偽陰性、すなわち、本当は感染しているにもかかわらず検査がひっかからなかった、という場合、周囲に感染させてしまう状態にもかかわらず、検査は大丈夫だった、ということで、通常に生活をしてしまい、知らないうちに他の方に感染させてしまっている、というケースが増えている可能性を大変心配しております。
当院だけでなく、他院でだ液PCRを受けられる方は、検査前、可能であれば、1時間ほど、飲食やうがいをお控えいただくよう、今一度、お願い申し上げます。
だ液採取では、1mLあれば、検査は可能となってはいますが、多いほうが感度が高くなるとのことでございます。当院では、3mLほどの採取をお願いしておりますが、他院でだ液PCR検査を受けられる方も、極力、2~3mLほどの採取をお勧め致します。
簡易検査を選択される方は、検査方法の特性・感度の問題から、より、偽陰性の可能性が高くなることを念頭に置いていただき、飲食やうがいをお控えいただくよう、今一度、お願い申し上げます。
厚生労働省のデータによりますと、症状が出て9日までのウイルス量が多い時期では、だ液採取と鼻咽腔ぬぐい液採取とでは、感度に差が少なく(1~2割程度の差)、10日以降では3~7割程度の差が出たとのことで、症状が出てから9日までのみ、だ液採取PCRも保険適応となっています。(症状が出てから10日以降は、だ液採取は保険適応外)
症状のない場合の評価は行われていないとのことで、濃厚接触者、アプリ通知者で症状がない方は、だ液採取も鼻咽腔ぬぐい液採取も保険適応となっております。
東京都や国会関連で、政治家や各局番組コメンテーターの方々が、新型コロナウイルス感染症に従事する医療従事者には危険手当が支払われたり、医療機関には助成金が支払われたり、また、今回の政権発足後には、医療従事者への助成金を倍増した、など報じられています。そうした報道は、下記の事業を指すもので、
東京都新型コロナウイルス感染症医療提供体制緊急整備事業
https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/iryo/kansen/shinkorokinkyuuseibi.html
医療従事者特殊勤務手当支援事業
https://covid19.supportnavi.metro.tokyo.lg.jp/service/wDR5jjeZVhTPEfdHUs72Ng
新型コロナウイルス感染症対応従事者慰労金交付事業
https://www.mhlw.go.jp/content/10800000/000640500.pdf
確かに、一部の医療機関、医療従事者には支払われているそうです。
本当に、急性期病院、指定病院などで、重症患者様の治療にあたってくださっている医療チームの皆さまには、頭が下がります。当院も、少しでも、急性期病院、指定病院などの負担軽減につながれば、と、可能な範囲で、感染対策をとりながら、クリニックでも分担可能な診断などで貢献できればと思っております。
ただ、当院は、「帰国者・接触者外来と同様の機能を有する医療機関」と2020年5月に都から指定を受け、新型コロナウイルス感染症のPCRを行っておりますが、「帰国者・接触者外来と同様の機能を有する医療機関」は、上記「東京都新型コロナウイルス感染症医療提供体制緊急整備事業」「医療従事者特殊勤務手当支援事業」の対象外とのことで、政治家や各局番組コメンテーターの方々がおっしゃっておられる助成金や危険手当は、ダメ元で申請しましたが却下されており、残念ながら、支給されていません。「新型コロナウイルス感染症対応従事者慰労金交付事業」における慰労金も、「重点医療機関、新型コロナウイルス感染症患者の入院を受け入れる医療機関、帰国者・接触者外来設置医療機関、PCR検査センター」の「実際に、新型コロナウイルス感染症患者に診療等を行った医療機関等である場合」に支払われる20万円/人も、ダメ元で申請しましたが、やはり対象外となっております。(当院では、PCR枠を少しでもうまくまわせるように、人間ドックの自粛を続けておりますが、休業補償や家賃助成、雇用調整助成金も対象外となっております。)
政治家の皆さまや各局番組コメンテーターの方々には、あたかも、新型コロナの診療にあたる医療機関・医療施設すべてに助成や危険手当などが支払われているかのような不正確な発言はお控えいただき、「指定された一部の医療機関」には支払われていると、正確な情報を伝えていただけますと幸いです。
かわりに、「新型コロナウイルス感染症対応従事者慰労金交付事業」における慰労金としまして、「その他病院、診療所、訪問看護ステーション、助産所に勤務し患者と接する医療従事者や職員」として5万円/人を税金から支給していただきました。国民、地域の皆さまからの感謝の気持ちとして、ありがたく慰労金としまして、当院の医療従事者全員に支給させていただきました。また地域の皆さまから、クリニック窓口で寄付金・カンパをいただき、空気清浄機を増設させていただくなど、小さなクリニックながら、より安心して受診していただけるよう整備を進めております。
蜜にならないように予約枠を設けさせていただいており、2~3時間ほど、一人も来院されないこともある一方で、どうしても、時間帯によりまして直接来院の方が集中するなどがあり、予約をいただきましても、予約優先とさせていただきましても、かなりお待たせしてしまうことが発生しております。おひとりおひとりの疑問・質問に答えさせていただいたり、鼻咽腔ぬぐい液採取を丁寧に行うことが感度改善につながると考えており、お待たせすることがございましても、手を抜くことができない性格のため、ご迷惑をお掛けすることもあるかと存じますが、今後とも、小さなクリニックながら、少しでも、地域の皆さまのお役に立てますよう励んでいきたいと思います。
当院でも、鼻咽腔ぬぐい液採取とだ液採取によるPCRを並行して行っております。
厚生労働省のデータのように、同一患者で鼻咽腔ぬぐい液採取とだ液採取PCRを行って比較したものではなく、(痛みを避けたい、などの)ご本人の希望に応じてご本人が選択されたものです。このため、厚生労働省のデータのように、感度や陽性率について、単純比較するべきではございませんが、12月の陽性率で、あまりにも差が大きかったため、だ液採取の条件に問題がある可能性があり、データの公表に踏み切りました。
12月の合計
鼻咽腔ぬぐい液採取PCR
総件数:541件 (自費を含んでいます。)
陽性件数:75件
(陽性率=13.9%)
だ液採取PCR
総件数:180件 (自費を含んでいます。)
陽性者数:6件
(陽性率=3.3%)
鼻咽腔ぬぐい液採取+だ液採取PCR
総件数:721件 (自費を含んでいます。)
陽性者数:81件
(陽性率=11.2%)
参考データ
当院の5~12月の合計
鼻咽腔ぬぐい液採取PCR
総件数:2430件 (自費を含んでいます。)
陽性件数:251件
(陽性率=10.3%)
だ液採取PCR
総件数:474件 (自費を含んでいます。)
陽性者数:24件
(陽性率=5.1%)
鼻咽腔ぬぐい液採取+だ液採取PCR
総件数:2904件 (自費を含んでいます。)
陽性者数:275件
(陽性率=9.5%)
(参考:目黒区での新型コロナウイルス感染症の発生状況(目黒区役所ホームページ)
https://www.city.meguro.tokyo.jp/kurashi/hoken_eisei/shinryo/yobo/COVID19meguro.html)
目黒区のホームページに、目黒区のPCRセンター、医療施設でのPCRの検査結果が公表されておりますが、当院のPCR検査について、鼻咽腔ぬぐい液採取とだ液採取のPCRの件数、陽性者数をまとめました。
ただし、目黒区のホームページでの公表は、あくまでも保険適応となっているPCRのみ(有症状者、濃厚接触者、アプリ通知者)の統計のようです。当院のデータは、ほとんど陽性者が出てこない、海外渡航や帰省での非検出確認目的の自費PCRを含んでおります。12月は、鼻咽腔ぬぐい液採取PCR、だ液採取PCRともに、帰省のためにPCRで検出されないことを確認しておきたいという自費PCRが多く含まれており、保険適応(有症状者、濃厚接触者、アプリ通知者)のみでの統計をとった場合には、陽性率はかなり高くなると思われます。
データの公表が必要と判断しましたのは、飲食やうがいについての事前説明が浸透していないため、陽性率が低下してしまっている恐れを感じたためです。
だ液採取にあたりまして、ホームページやクリニック受付にて、可能であれば検査前の1時間程度は飲食やうがいを控えていただくようにお伝えさせていただいております。しかしながら、採取していただいただ液に、グレープ色やグリーン色などの合成着色料と思われる色がついていることがございますため、うっかりと飲食した直後にだ液採取されていることで偽陰性(本当は感染しているけれど、検査ではひっかからなかった)となってしまい、陽性率が低下してしまっている恐れを感じたためです。
目黒区役所の公表データをみましても、当院のように、症状のない自費PCRの件数が含まれていないPCRセンターは、当院の鼻咽腔ぬぐい液採取PCRと同等(12月は当院よりも陽性率がやや高い)ですが、目黒区の医療機関全体では、数%ほど陽性率が下がっています。この陽性率の差は、だ液採取PCRの影響が疑われますが、PCRで「検出せず」であっとしましても、「100%感染していない」ということではございませんので、「検出せず」であった患者様方も、くれぐれも感染対策を徹底するように心がけてくださいますよう、よろしくお願いいたします。
同様に、格安で受けられる検査施設、あるいは、郵送タイプのPCRを受けられる際に、直前に飲食やうがいをしていたにもかかわらず、検査を受けておられる方がおられる可能性を懸念しております。
偽陰性、すなわち、本当は感染しているにもかかわらず検査がひっかからなかった、という場合、周囲に感染させてしまう状態にもかかわらず、検査は大丈夫だった、ということで、通常に生活をしてしまい、知らないうちに他の方に感染させてしまっている、というケースが増えている可能性を大変心配しております。
当院だけでなく、他院でだ液PCRを受けられる方は、検査前、可能であれば、1時間ほど、飲食やうがいをお控えいただくよう、今一度、お願い申し上げます。
だ液採取では、1mLあれば、検査は可能となってはいますが、多いほうが感度が高くなるとのことでございます。当院では、3mLほどの採取をお願いしておりますが、他院でだ液PCR検査を受けられる方も、極力、2~3mLほどの採取をお勧め致します。
簡易検査を選択される方は、検査方法の特性・感度の問題から、より、偽陰性の可能性が高くなることを念頭に置いていただき、飲食やうがいをお控えいただくよう、今一度、お願い申し上げます。
厚生労働省のデータによりますと、症状が出て9日までのウイルス量が多い時期では、だ液採取と鼻咽腔ぬぐい液採取とでは、感度に差が少なく(1~2割程度の差)、10日以降では3~7割程度の差が出たとのことで、症状が出てから9日までのみ、だ液採取PCRも保険適応となっています。(症状が出てから10日以降は、だ液採取は保険適応外)
症状のない場合の評価は行われていないとのことで、濃厚接触者、アプリ通知者で症状がない方は、だ液採取も鼻咽腔ぬぐい液採取も保険適応となっております。
東京都や国会関連で、政治家や各局番組コメンテーターの方々が、新型コロナウイルス感染症に従事する医療従事者には危険手当が支払われたり、医療機関には助成金が支払われたり、また、今回の政権発足後には、医療従事者への助成金を倍増した、など報じられています。そうした報道は、下記の事業を指すもので、
東京都新型コロナウイルス感染症医療提供体制緊急整備事業
https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/iryo/kansen/shinkorokinkyuuseibi.html
医療従事者特殊勤務手当支援事業
https://covid19.supportnavi.metro.tokyo.lg.jp/service/wDR5jjeZVhTPEfdHUs72Ng
新型コロナウイルス感染症対応従事者慰労金交付事業
https://www.mhlw.go.jp/content/10800000/000640500.pdf
確かに、一部の医療機関、医療従事者には支払われているそうです。
本当に、急性期病院、指定病院などで、重症患者様の治療にあたってくださっている医療チームの皆さまには、頭が下がります。当院も、少しでも、急性期病院、指定病院などの負担軽減につながれば、と、可能な範囲で、感染対策をとりながら、クリニックでも分担可能な診断などで貢献できればと思っております。
ただ、当院は、「帰国者・接触者外来と同様の機能を有する医療機関」と2020年5月に都から指定を受け、新型コロナウイルス感染症のPCRを行っておりますが、「帰国者・接触者外来と同様の機能を有する医療機関」は、上記「東京都新型コロナウイルス感染症医療提供体制緊急整備事業」「医療従事者特殊勤務手当支援事業」の対象外とのことで、政治家や各局番組コメンテーターの方々がおっしゃっておられる助成金や危険手当は、ダメ元で申請しましたが却下されており、残念ながら、支給されていません。「新型コロナウイルス感染症対応従事者慰労金交付事業」における慰労金も、「重点医療機関、新型コロナウイルス感染症患者の入院を受け入れる医療機関、帰国者・接触者外来設置医療機関、PCR検査センター」の「実際に、新型コロナウイルス感染症患者に診療等を行った医療機関等である場合」に支払われる20万円/人も、ダメ元で申請しましたが、やはり対象外となっております。(当院では、PCR枠を少しでもうまくまわせるように、人間ドックの自粛を続けておりますが、休業補償や家賃助成、雇用調整助成金も対象外となっております。)
政治家の皆さまや各局番組コメンテーターの方々には、あたかも、新型コロナの診療にあたる医療機関・医療施設すべてに助成や危険手当などが支払われているかのような不正確な発言はお控えいただき、「指定された一部の医療機関」には支払われていると、正確な情報を伝えていただけますと幸いです。
かわりに、「新型コロナウイルス感染症対応従事者慰労金交付事業」における慰労金としまして、「その他病院、診療所、訪問看護ステーション、助産所に勤務し患者と接する医療従事者や職員」として5万円/人を税金から支給していただきました。国民、地域の皆さまからの感謝の気持ちとして、ありがたく慰労金としまして、当院の医療従事者全員に支給させていただきました。また地域の皆さまから、クリニック窓口で寄付金・カンパをいただき、空気清浄機を増設させていただくなど、小さなクリニックながら、より安心して受診していただけるよう整備を進めております。
蜜にならないように予約枠を設けさせていただいており、2~3時間ほど、一人も来院されないこともある一方で、どうしても、時間帯によりまして直接来院の方が集中するなどがあり、予約をいただきましても、予約優先とさせていただきましても、かなりお待たせしてしまうことが発生しております。おひとりおひとりの疑問・質問に答えさせていただいたり、鼻咽腔ぬぐい液採取を丁寧に行うことが感度改善につながると考えており、お待たせすることがございましても、手を抜くことができない性格のため、ご迷惑をお掛けすることもあるかと存じますが、今後とも、小さなクリニックながら、少しでも、地域の皆さまのお役に立てますよう励んでいきたいと思います。