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鼻咽腔拭い液と唾液(つば)によるPCRの違い、および、症状のない濃厚接触者・新型コロナ接触確認アプリCOCOA(ココア)通知者のPCR対応について

濃厚接触者、COCOA(ココア)通知者は、症状のない場合でも、当院では、鼻咽腔拭い液採取によるPCR(保険)が可能です。(COCOA(ココア)通知にて受診の方は、診察室にて、COCOA(ココア)通知画面・ログ画面をご提示ください。COCOA(ココア)通知画面・ログ画面をご準備の上、お待ちいただけますと非常に助かります。)
症状が出てから9日までの間で、唾液採取の場合は、鼻咽腔拭い液の場合より10~20%の感度低下の可能性があり、症状が出てから10日以後では、30~70%ほど感度が低下する、とのことです。このため、唾液採取は、症状が出てから9日までの間のみの保険適応となっています。症状が出ていない無症候感染者における感度の差は、データがないようです。(厚生労働省発表のデータによります。)濃厚接触者、新型コロナ 接触確認アプリ「COCOA」(ココア)通知者で、症状のない場合、鼻咽腔拭い液採取によるPCRのみ、保険適応となっています。

当院でも、唾液採取翌日のPCR結果が陰性であったものの、感染が強く疑われたため、鼻咽腔拭い液採取によるPCRを再検したところ、陽性となった例がでています。
また、当院ではありませんが、渡航前の検査で唾液によるPCRを受けられ、陰性であったものの、渡航先の指定期間の直前の採取であったことから、渡航先の空港で鼻咽腔拭い液採取によるPCRが行われ、陽性となり、2週間のホテル宿泊措置となった例もあるようです。(海外渡航目的でのPCR希望の方は、渡航先の指定の検査日をご確認ください。また、その方により、苦痛を伴うことがございますが、感度の問題から、鼻咽腔拭い液採取によるPCRをお勧めいたします。)

唾液採取では、苦痛はなく、医療従事者への感染リスクも低くなりますが、感度が低下する、という大きなデメリットがあります。
鼻咽腔拭い液採取では、反射や痛みが出る場合がありますが、せっかく受けていただくのであれば、感度(精度)のより高い鼻咽腔拭い液採取によるPCRをお勧めさせていただいております。(鼻咽腔拭い液採取エリアは、通常の診察室とは分離している上、医師は防護服を着て対応しております。また、次亜塩素酸散布や紫外線・HEPAフィルターを用いた空気清浄機を複数台、院内(鼻咽腔拭い液採取エリアでも稼働)で稼働させております。)
唾液採取によるPCRをご希望の方は、感度(精度)を上げるために、検査前1時間は、飲食、うがい、歯磨きをお控えください。また、PCR検査には、最低1mLの唾液が必要ですが、量が多いほうが感度が高くなることから、3mLほどの唾液採取をお願いしております。

目黒の大鳥神社前クリニック

住所

〒153-0064 東京都目黒区下目黒2-21-23 4階

診療科目

消化器内科・内科・放射線科

TEL

03-3779-7736

アクセス

目黒駅より徒歩8分
JR山手線・東急目黒線・東京メトロ南北線・都営三田線
東急バス「大鳥神社前」バス停1分